2007年08月17日

FMの対向ピストン・ディーゼルエンジン

Deltec Engine FMのエンジンは水平対向エンジンではない。対向ピストン・ディーゼルエンジンである。

 スバルポルシェに代表される水平対向エンジンは軸が一つで、シリンダがそれぞれ正反対についている。FMのエンジンは、シリンダーが本当に筒状で、その両端にクランクシャフトが二組付いている。すなわちシリンダ・ヘッドがない。

 シリンダヘッドは必要悪の部品で、熱の逃げ道となる。この発想はシリンダヘッドを無くすことから得られた。

 二つのピストンが急速に近寄れば、はさまれた空間の空気は十分に熱くなるので、冷間始動も容易になる。

 2サイクルエンジンに適した構造となり、ピストンを弁の代わりに使っても、掃気が完全になる。二つのピストンの位相は微妙に異なり、片方の排気ポートが開いてから、反対側の掃気ポートが開く。空気の流れは一方向である。

 この方式で4サイクルのガソリンエンジンを作った人も居たらしいが、完全な失敗であったそうだ。

 この種のエンジンは欧米にはよくある。Deltecエンジンもその一つである。イギリスの機関車には積まれている。これはFMのものとは異なり、正三角形である。

 この図は、1970年頃の「ディーゼル」誌より切り抜き

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
Categories
  • ライブドアブログ