2007年08月16日

続 FM Erie-built

MG FM Erie-Built どうしてこの機関車の名前がこんなにも長いか、という説明をしなければならない。

 Fairbanks-Morse社はもともとVermont州の鉄工所で、農業機械などの生産をしていた。Ford自動車が大量生産を始めるまで、アメリカ随一の規模の工業力を持っていたそうだ。

 ディーゼル・エンジンの特許を買い、その製作を始めた。次々と改良が進み、ディーゼル・エンジン業界では世界で一番となったらしい。冬季の始動困難の問題もFMが解決し、その製品はシェアを拡大した。

 海軍への売込みにも成功し、振動が少なく、小型で効率のよい水平対向ピストンエンジンを潜水艦用に生産した。同時に鉄道車両用エンジンの製作も始めた。

 Alco PAEMD Eシリーズに対抗しての商品開発が急がれ、Raymond Loweyのデザインで作られたのが、このErie-Builtである。Wisconsin工場が手狭で、GEのPennsylvania州Erie工場で作られた。それがErie-Builtの由来である。

 鉄道車輌メーカとしては後発で、その劣勢を挽回するために、高名なデザイナに依頼したのは、賢明である。その後C-linerとしてB-A1Aの機関車を作ったが評判が良くなかった。GE製の発電機の故障と対向ピストンゆえのピストン寿命の短さで他社製の機関車に負けてしまったのである。

この模型のラジエータ部分は必要以上に素抜けていて、妙な感じだ。本物も多少は透けているが、全体が見渡せるほどではない。内部には水タンクとブロワ・モータがみえるはずだ。


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