2007年08月01日

金床の丸味

 丸味はどの程度にすればよいのか。

 大体のところ、目的の丸みの8割程度の半径があればよい。叩きながら、曲線ゲージをあてがい、曲げ過ぎないように注意する。曲げすぎたら大きな半径の方を当て、軽く叩いて戻す。

 大きな半径のものは大きな丸みをつけるための物ではない。『戻し』用である。筆者は大きな半径を作るときも、細い方を当てて叩く。軽く叩けばよい丸味になる。

 最初から大きな半径の方に当てると、結果として曲げるのに時間が掛かる。

 この方法は材料がほとんど伸びないのと、表面のディテールが全く損傷を受けないのが最大の利点である。

 材料が伸びないということは、『打出し』はできないということである。その目的であれば、金床の代わりに飛び出したオス型を置き、焼きなました板をその上に置いて、思い切り強く叩く以外ない。それは、まさにゴムのメス型以外何物でもないことになる。叩いた瞬間に、そのインパクトが大きければ、ハンマーの表面が「流れるように変形」して、メス型になるわけだ。

 面積の小さな部品はこれで出来る。そのとき、オス型には十分に給油しておかないと材料が切れてしまう。

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by naoty   2007年08月04日 22:44
金床の太さの使い分けなど、貴重なテクニックをご教示下さりありがとうございました。大変参考となりました。
2. Posted by dda40x   2007年08月07日 23:46
 首の長い金床の形を思いつくまでには、多少時間が掛かりました。

 作ってみるとその簡単さには自分自身が一番驚きました。

 H鋼は作業台に取り付け易いのと、首に木片を留め易い形であるところがミソです。小さいクランプで留めます。

 友人に頼まれていくつか作りました。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Recent TrackBacks
Categories
  • ライブドアブログ