2007年07月31日

金床の長さ

 金床の長さは、ゴムハンマ頭部の直径の3,4倍程度がよい。短いと、叩き損なって材料に修復できないキズをつける惧れがある。また、長すぎるとほとんどの場所が存在の意味を失う。ある程度の長さはガイドとなるので、経験上この程度がベストであるようだ。

 叩くのは、ある程度の強さが必要である。一発で、その範囲の材料があるていど曲がらねばならない。、一定の速度で送りながら順次曲げていくのがコツである。筆者はハンマをやや傾ける。ハンマの下に送り込まれた時は圧力が少なく、送り出されていくときは強くなるようにするのである。

 要するに、急に曲げられるのではなくある程度の区間で順次曲がるようにするわけである。こうすることによって、内分に歪が溜まるのを防ぐことが出来る。樋を作る板金職人を観察すると、同じ様にしている。但し、最近は叩く音がしない。何かを滑らせている。その道具を押し付けると少しずつ曲がる。もっとも、その方法では角が出てしまうが。

 少なくともハンマの下を通過するのに3回は叩かれるようにするのがコツである。

 この金床を使えば、Vista Domeの丸み付けも容易である。ロストワックスの前面のカーブに合わせた曲げは、普通の方法では困難である。

 この金床は容易に自作できるので、ぜひともお試し戴きたい。アメリカの友人に作ってやった。大変評判がよい。

 
 この金床は筆者のオリジナルであり、無断転載は遠慮願いたい。


トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
Categories
  • ライブドアブログ