2007年07月28日
続々 Streamlinerを作る
この図は屋根曲げ用の型である。アメリカではどういうわけかこれが標準的な方法らしい。ブラスのバーを削って作る。
手順としては、まず屋根板をガス火で赤熱させて冷やし、完全に焼きなます。それをこの型にはさんで少しずつ送る。型の幅(屋根の長手方向の長さ)は1インチ(2.5cm)である。
全体をある程度曲げてから、センター線をよく見極めてグッと押すと一応の形が出来る。エッチングのリヴェットがあっても、キズが付かない程度に押すだけで出来るわけである。
写真はその加工後の裏側。波紋状に、押した型の痕が分かる。意外にも、表面にはその模様はほとんど出ていない。
この方法で曲げてもらったのがあるが、どうも形が気に入らない。曲線ゲージを作ってあわせてみると、似て非なるカーヴであった。修正するのは可能であるが失敗したくない。
焼きなます方法では、完成したときに屋根が軟らかすぎて、取り扱いに困る。何かが当たっただけでも凹んでしまう。現実に工具を落としただけで凹んだ箇所がある(このような凹みのことを英語でDentという)。
この型を使う方法では焼きなましてないと曲げることは難しい。というわけで新しい方法を開拓する必要があった。
手順としては、まず屋根板をガス火で赤熱させて冷やし、完全に焼きなます。それをこの型にはさんで少しずつ送る。型の幅(屋根の長手方向の長さ)は1インチ(2.5cm)である。
全体をある程度曲げてから、センター線をよく見極めてグッと押すと一応の形が出来る。エッチングのリヴェットがあっても、キズが付かない程度に押すだけで出来るわけである。
写真はその加工後の裏側。波紋状に、押した型の痕が分かる。意外にも、表面にはその模様はほとんど出ていない。
この方法で曲げてもらったのがあるが、どうも形が気に入らない。曲線ゲージを作ってあわせてみると、似て非なるカーヴであった。修正するのは可能であるが失敗したくない。
焼きなます方法では、完成したときに屋根が軟らかすぎて、取り扱いに困る。何かが当たっただけでも凹んでしまう。現実に工具を落としただけで凹んだ箇所がある(このような凹みのことを英語でDentという)。
この型を使う方法では焼きなましてないと曲げることは難しい。というわけで新しい方法を開拓する必要があった。