2007年07月22日

UPHILL DOWNHILL

The Seventh District 前にも書いたように、機関士と罐焚きのチームワークは大切だ、特に登り坂ではその一体感がなければ仕事が出来ない。

 その前に、機関車の調子が良いこと、列車もそれほど重くないとしよう。機関士は余裕がある。椅子に深く掛け、パイプをふかしながら景色を眺め、帰ったら行く予定の釣のことを考えている。

 もちろん、罐焚きが何をしているかは見ていなければならない。逆転機を多少前に倒して、蒸気の消費量を増やしてやると機関車をより多く働かせることになる。罐焚きがそれについて来られるかだ。

 登り坂では少し前に倒す。坂が緩くなると少し戻す。Crestonの手前のLathamというところがそれだ。

 Crestonは大陸分水嶺である。その西に降った雨水は太平洋に行く。東の雨は大西洋と言いたいところだがそうでもない。行き先はない。このあたりは盆地で、本来ならば湖があるはずなのだが、雨が降らないので砂漠である。要するに、Hadsellにももう一つの大陸分水嶺があり、Crestonとの間はやや低いというだけの事だ。

 機関車の調子が良く、列車が重くなければ、逆転機に手を触れることもない。スリップするようなら砂を撒く。踏み切りの前では汽笛を鳴らす。夜間の運転で、すれ違う列車の方にヘッドライトが向くようなら、減光スウィッチを切り替える。単調な仕事である。


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