2007年07月21日

続 Bates機関士

 私はいつかこのBates機関士の代わりを務める日が来るのだろうかと考えた。自分が特急列車の運転が出来るようになるまで無事故で務められるであろうか。

 まさかStreamlinersが消えてしまうなどという事は考えても見なかった。Streamlinersが無くなってしまった今でさえも、Bates機関士の持っていたPrestage(威光)というものは消え去りはしない。

 StreamlinerのFireman(機関助士)の仕事は、30日で終わった。素晴らしい体験であった。

 いつか父がそのStreamlinerを運転できる日が来ると良いと思った。しかし、この素晴らしいディーゼル電気機関車の運転ができるようになるまで、あと7年の勤続が必要であった。

 結局のところ、父はStreamlinerの運転をせずに退職した。生涯、蒸気機関車の運転だけに携った。

 私はガス・タービン電気機関車、ディーゼル電気機関車の運転をしたが、Streamlinerの運転をすることはなかった。消滅してしまったのである。UPはその運転を1971年に取り止めた。航空機路線の拡充により、長距離の特急列車の採算が取れなくなったからである。

その後、旅客列車というものはUPから消えてしまったので、以後貨物列車の運転しかしたことがない。

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