2007年07月01日

兄の戦死

 父が心配していたことが起こった。軍から戦死公報が来た。兄のRichard Harvey少尉はフランスで戦死したのだ。

 連合軍のノルマンディー上陸作戦に参加して生き残ったが、その運が尽きるときが来た。1944年7月10日St.Mere Egliseという町で、狙撃兵にやられたのだ。即死であった。兄の上官に会ったことがある。しかし、弾がどこから来たのかは分からなかったと言う。戦闘中、兄から両親に宛てた最後の手紙をまだ持っている。心を打つ手紙であった。兄は勇敢に戦って死んだ。兄は英雄である。私たちはそれを誇りに思う。

 戦争が終わってから、私たちの家族は兄の遺体をアメリカに持ち帰るか、あるいはアメリカ軍が最初にヨーロッパに侵攻した地点のオマハ・ビーチを望む高台の墓地に残すか、という選択を迫られた。

 両親は遺体を取り戻したいと願ったが、私は違った。戦いで散った勇士たちは、戦場を見下ろす美しい墓地(St.Laurentという名前だ)に眠るべきだと思った。

 ここを訪れるアメリカ人が涙を流さないとしたら、私はその人を許しはしない。両親はそこを訪れたが、私はまだ行っていない。写真をたくさん撮ってきて、その感動的な様子を詳しく説明してくれた。

 私もいつかはそこに行く。そして兄と語るのだ。

 兄の死後、私たちの家族は本当に不幸せであった。父の体調はより悪くなり、1948年と49年は仕事を休んだ。

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
Categories
  • ライブドアブログ