2007年06月24日

続 Track Cleaning

 一般の流動パラフィンは石油の蒸留により分子量が300前後のものを集め、それを発煙硫酸などで処理し、その中の硫黄分などを完全に除いてさらに精製したものであり、吸い込んだり飲み込んだりしても全く害はない。ちなみに、この操作で廃棄物として出るのは悪名高い硫酸ピッチである。

 買うときには、工業薬品店を電話帳で探して「流動パラフィン」と言えばすぐに売ってくれる。多分印鑑も要らないだろう。500gの瓶入りしかないので、小瓶に分けて、レイアウトに置いておく。必要に応じて細い刷毛で塗ればよい。蒸気機関車の場合は、動輪に直接垂らして、走らせれば良い。

 発煙装置に入れる油も流動パラフィンの一種である。臭いがないが、広い意味では灯油の一種であると言える。Paraffinはイギリス英語では灯油の意味で使うこともある。

 特別に純度の高いものはNujolと言う。ヌジョールは、赤外分光装置で分散媒として使う。

 ともかく、鉄道模型で使う分には、臭いを気にしないならば普通の灯油でも良いということになる。灯油にはある程度の天然の硫黄化合物が入っている。日本では気がつかないが、産地によって臭いが異なる。たとえばアメリカでは、ペンシルバニアの灯油とテキサスの灯油では違う臭いがするのだ。

 引火の心配をする人もいるが、灯油は約40℃以上でなければ引火しないような成分になっている。すなわち、灯油は人間の生活環境では引火しないように作ってあるのだ。流動パラフィンの引火点はもっと高い。

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コメント一覧

1. Posted by RAILTRUCK   2007年06月24日 11:15
流パラとは意外でした。これなら安全・安価でいいですね。

また「ヌジョール法」とはなつかしい。このブログは大変勉強になりますよ。
2. Posted by dda40x   2007年06月24日 14:07
RAILTRUCKさん、コメントありがとうございます。

「ヌジョール」を御存知の方とは驚きです。 潤滑油を含んだものは、牽引力を損ないますし、あとがべたついて、却って埃まみれになります。

その点、パラフィンは何も残りませんし、全く無臭なのが良いですね。

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