2007年06月20日

続々 Back EMF

 筆者の手持ちの機関車は、全てコアレスモータ、3条ウォームまたはベベルギヤ駆動、全軸ボールベアリング装備である。貨車は全て低抵抗車輪で、車体質量が400g以上は全てボールベアリング入りなどという模型鉄道は、まずどこにもないのである。そこで行われている実験を、なるべく客観的に解説しようというのがこのブログの狙いである。

 Back EMFを効かせると人工的な動きをするというのが結論である。本物は質量があリ、慣性力が大きい。本物の機関車の動きを間近で見た世代の人間は、指示された所定の速度で必ず走るような機関車など見たくないのである。

 直線ではスロットルを戻し、カーヴに入るとスロットルを開く。停車時は連結器を詰めて止まる。発車時には連結器遊間を利用しなければ起動できないような重い列車を、工夫しながら牽いていた機関士たちの話を聞いていれば、その運転の苦労がわかるような運転をしてみたいのである。

 昨日も書いたが、出力の小さい機関車で重い列車を牽き出す時、連結器が伸びていくと速度が明らかに下がる。そこでスロットルを少し開くと、空転が始まる。空転を制御しながら、牽き出すのは楽しい。実物を運転する時のこのテクニックは、井上豊氏からよく伺ったものだ。


 昨日は、無音型デコーダでバックEMFを採用するのは困難だ、と少し遠慮して書いておいたが、物理的に不可能であるのは自明である。工学的な話ではなく物理的に不可能なのである。

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