2007年05月31日

続 Dick Bregler

NYC Observation Dickの客車のうち、NYCの客車はブラス製ではない。Tin Plate製である。ティン・プレートとはブリキ板であって、薄い鉄の板であるから日本では錆びやすい。アメリカではブラスと同様に模型の材料として広く使われる。

 側板は金属であるが、屋根と床は木製である。ガレージで木工用の道具を並べて屋根を作っていた。軟らかくて目のないBass Woodなどで屋根を作る。専用のRouterで所定のコンタに削って、サンド・ペーパを掛ける。

 室内はかなり細かく作ってある。屋根のアンテナ(多分無線電話のアンテナだろう)なども細かい部品をロストワックスで作って仕上げてある。

 展望車の最後部は左右が一体である。すなわち側板はかなり長いものになる。それを型で曲げて作る。このように作ると曲がり具合がそろい、美しい。

 屋根が比較的重いので、重心が高くなる。台車のセンタ・ピンが少し緩く留まっていると、車体がゆらゆらと本物のような周期で揺れる。走行中の揺れがあまりにも実感的なのでしばし見とれてしまった。この客車は鎮目泰昌氏の所蔵である。

 屋根を木製にするというのは、Bill Wolferの方針による。彼はBoxcar Kenの客車の程度で十分という認識を持っていた。照明の配線を考えても、短絡する可能性のない木製を好んだ。


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