2007年05月21日

Russ Briggsの客車

Russ Briggs Kemtronの客車は、全て一段エッチングなので、窓抜きその他は全部手仕事になる。正直なところ、忙しい人には出来ないだろうと思われる。

 85年にマサチュセッツのRuss Briggs DesignsKemtronのデザインを買い取り、より現実的なデザインに改良した。3段エッチングで抜き落としを組み合わせ、客車の屋根と側板を一体にした。曲げ加工したものを売り出し、組立を極めて容易にしたのだ。床下はウレタンのワン・ピース・キャスティングとし、実質組立て時間は1輌あたり3時間くらいだろう。また、新しい車種も追加した。

オリジナルの製品より、板がやや薄くなったが、実に簡単に組み立てられる。価格はかなり高くなったが、買う人は増えて、商売は成功したように見える。と同時に、旧来のキットは急速に価値を失ってたたき売りされるようになった。

 しかし、10輌以上の編成で軸受が通常の方法では、とても牽けない。機関車が2輌でやっとである。電流が大きく、大きなデコーダが要ると友人がこぼしていた。
 このような重量級の車輌にはボール・ベアリングの効果は目覚ましい。30 kgの列車が1 A以下で走るところを見たら、驚かざるを得ないはずだ。

 客車には電灯が必要である。いくら走行抵抗を減らしても、室内灯の電力が大きくては意味がない。電球色のLEDを点けて走らせるつもりだ。個室寝台は一部屋ずつ点滅できると面白い。これもDCCなら可能である。モータ駆動部の焼けたデコーダを利用すると、1台で数部屋の点滅が可能である。友人のレイアウトで見せてもらって、どうしてもやりたくなった。

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