2007年04月26日
続 IMP の Tank car
筆者はIMPのタンク車を複数保有している。久しぶりに出して並べてみたら、まだウェザリングしてないものが多いことに気が付いた。
これはD-X Gasolineのタンクカーである。この貨車はどういうわけか、実際に液体を入れることが出来るようになっていた。タンクはこれまた薄いブラスの板であるが、念入りにハンダを流して気密性をよくしてある。ドームには1/4インチのネジで、ガスケットを介して栓をする様になっていた。
水を入れてみると、漏れることはなかった。どうやらそれが、「売り」であったようだ。しかしながら、液体を出すべき場所はなく、貨車をひっくり返して液体を出すということをしなければならないアイデア倒れの製品である。底に排出栓をつけるべきであった。
D-X GasolineはSunocoに買収されたオクラホマの石油会社である。1950年代にはよく見られたはずである。筆者はこの貨車の現物は見たことがない。しかし、古いアメリカ映画を見ているとよくお目にかかるブランドではある。
IMPの製品は薄いブラスを器用に曲げてハンダ付けした製品で、人件費の安かった頃の日本の玩具産業の延長上にある。工学的な素養のある人が設計に関っていた形跡は、全くと言ってもよいほど無い。
この貨車は壊れかけたものを友人から安く手に入れたものであるが、改装後に見せたらあまりの違いに驚嘆して、売るのではなかったと後悔していた。その後、彼もまた手に入れて、作り直した。
これはD-X Gasolineのタンクカーである。この貨車はどういうわけか、実際に液体を入れることが出来るようになっていた。タンクはこれまた薄いブラスの板であるが、念入りにハンダを流して気密性をよくしてある。ドームには1/4インチのネジで、ガスケットを介して栓をする様になっていた。
水を入れてみると、漏れることはなかった。どうやらそれが、「売り」であったようだ。しかしながら、液体を出すべき場所はなく、貨車をひっくり返して液体を出すということをしなければならないアイデア倒れの製品である。底に排出栓をつけるべきであった。
D-X GasolineはSunocoに買収されたオクラホマの石油会社である。1950年代にはよく見られたはずである。筆者はこの貨車の現物は見たことがない。しかし、古いアメリカ映画を見ているとよくお目にかかるブランドではある。
IMPの製品は薄いブラスを器用に曲げてハンダ付けした製品で、人件費の安かった頃の日本の玩具産業の延長上にある。工学的な素養のある人が設計に関っていた形跡は、全くと言ってもよいほど無い。
この貨車は壊れかけたものを友人から安く手に入れたものであるが、改装後に見せたらあまりの違いに驚嘆して、売るのではなかったと後悔していた。その後、彼もまた手に入れて、作り直した。