2007年04月25日

IMP の Tank Car

IMP 3-domeTank Car この写真をご覧になって先日のロボーのタンク車と同一だと思われた方もいらっしゃるだろう。

 この製品はIMP(International Model Products社)の製品である。IMPは1950年頃から55年にかけて、日本製の模型をアメリカに輸入していた。日本からの輸出黎明期で、比較的出来のよくない製品が多い。この頃の動力車は、今では眼を覆いたくなるような出来の物ばかりであるが、貨車の中には出来の良いものもあった。いくつかある製品の中ではタンク車がよく出来ている。

 材料がとても薄く、手で持っただけでも凹みそうなものもある。ブラスの厚みは1/100インチ(0.25ミリ)である。薄いだけに、リヴェットの押し出し具合は良い。

 これも下廻りが怪しく、我慢できないので新製している。ドームのディーテイルも新しいので、ほとんど原型を留めていない。

 これはスワップ・ミートで入手したものである。事故車らしく、タンクに凹みがあった。そのせいもあって下回りが駄目で、価格は信じられないくらい安かった。

 適当に凹みを直して、短時間で作った。タンクの上面と側面にやや目立つ凹みがあるが、伊藤 剛氏は、"Authentic!"と褒めてくれた。実物みたいだというわけである。(オーセンティックという言葉は、「真正な」、「由緒正しい」という意味であり、このような場合に使うのはジョークである。)

 板が薄いので、とても軽いから、台枠の隙間に補重している。

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