2007年04月10日

Layout Tour    Ralphを訪ねて その4

Ralph's dispatcher console これは20年前の写真である。既に完成している。このように全ての路線図が示されたディスパッチング・ボードは当時の主流であった。

 現在では、ウォーク・アラウンド方式が主流なので、線路に沿って部分的にしか路線図が描かれてない。また、DCCになると、路線を決定すれば、プログラムされたとおりに本線が開通するので、このようなボードは不要となる。ポイントの開通方向は、実物のように信号機によって指示されることになる。

Ralph's operating console これは運転台(キャブ)のコンソールである。左から出ているコイル状電線の先の小さい箱に御注目戴きたい。これはSWACと呼ばれる方式で、加速ボタン(A) と減速ボタン(B)しかない。A を押せば走り出す。放せばその速度を維持する。Bを押せば減速して止まる。そのまま押し続けると逆転したまま加速を続ける。放せばその速度のまま逆行を続ける。A,Bを同時に押せば急停止である。これは1976年頃、Railroad Model Craftsman誌に連載された物で、筆者も作った。電気屋の友人I氏はさらに進歩させたものを作った。

 Ralphとはこのような点でも気が合った。貨車の中に組み込んだ速度表示も同じ物を作っていた。これは列車の中に入れておくと、リアルタイムで速度を表示するものである。70年代にMRに発表されたものを進歩させたものである。

Ralph and Bob この写真はRalphとBobである。20年前の写真であり、後ろにはまだロストワックスの機器類が並んでいる。Bobについては項を改めて紹介する。

コメント一覧

1. Posted by 千葉の藤井   2023年05月17日 16:03
dispatch board の下に 本物?の大きさらしい Bellが有る。 レイアウトを走る機関車と連動しているのですか?
2. Posted by dda40x   2023年05月17日 19:58
>>1
 これは本物の大きさの1/2程度のレプリカです。連動はしていませんが、機関車が構内に進入するときには鳴らして楽しみました。DCCのない時代のレイアウトです。

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