2007年04月02日

続 FEF-3を追いかけて

UP8444 at Salt Lake City Depot 多分速く走ることはできないだろうと思っていたのはとんでもない間違いで、どんどん加速して80マイル以上も出ているではないか。筆者のポンティアック84年型V8エンジンのステーションワゴンはあっという間に取り残されてしまった。

 ようやくオグデンで追いつき、写真を撮った。発車の瞬間、数十台の車が同時に発進した。高速道路上で猛烈な追い駆けっこ(これをtrain chasingという)を始めた。

 機関車は、最初こそは多少写真を撮る暇を与えたが、そのうち猛烈な加速をして、ほとんど全ての車を抜き去った。筆者も90マイルまでは出したが、ハイウェイパトロールに捕まりそうであったのと、車の能力の限界を感じ、あきらめた。

 それでも筆者の友人は最後までくっついて行った。最高100マイル/時は出ていたと言う。蒸気機関車の威力、恐るべしと実感した瞬間である。

 日本では蒸気機関車というものは、遅い物の代名詞であるが、アメリカでは速い物の代表である。このマイティ800が現役で走っていたときのフィルムを見るたびにその能力には驚かされる。5000馬力以上を連続して出すことができた機関車は極めて少ないのだ。しかもその大動輪で100マイル/時以上を継続させることができた。日本のC62やC59の能力とは比較する方が間違いではあるが、すごいものである。

 TomがFlying Machineと呼んでいた理由がよく分かる。

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