2007年03月25日

ブルーカラー

 ブルーカラーの人たちの仕事についての本が出ることは喜ばしい。彼らの仕事についての誇りというものに光を当てることは大切なことだ。日本でも、国鉄時代の仕事振りを書いた本がいくつか出ている。消えていった仕事についての記録を残すことは必要である。

 ロレインとはそのような話もした。いずれ、このブログに連載中のTomの手記も出版できればありがたい。

 ロレインは、筆者がディーゼル機関車を追いかけて写真を撮ったという話をすると、不思議疎な顔をした。
 「現在の鉄道のどこがいいのか?」と聞く。「Big BoyChallengerの時代は遠く過ぎてしまった。もう見るべきものは無いのではないか?」と真顔で聞く。

 確かに蒸気の時代の乗務員たちは今の時代の乗務員たちとは違う何かを持っていたはずである。機関車と人間が一体化しなければ運転できなかったのだから。

 しかし今の鉄道にも魅力はある。「鉄道の持つメカニズムの美しさに魅了されている。システム全体が好きだ。」と答えると、「私には分からない。」と首を振った。

 「Tomは機関車を愛していた。機関車を乗りこなすことにかけては天才であった。」と強調した。ディーゼル機関車の時代が始まると、機関士としての腕はあまり関係なくなった。

 ブルーカラーの人にとっては腕が誇りなのである。また、鉄道会社はプロフェッショナルを大切にしていた。

 プロを大切にするというのははアメリカ社会に共通した哲学であり、日本ではその気持ちは薄いと感じる。久しぶりにそんなことを感じた会話であった。
 

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