2007年03月18日

UP Common Standard

Spring FrogUPに限らず、大手の鉄道会社は、Common Standard(標準仕様集)を持っていた。Pennsylvania鉄道のそれは日本に持ち込まれて、旧国鉄の標準仕様になったらしい。信号機の形など明らかにそれと分かるものがある。

 以前、Tom Harveyに貰った図面のなかにこのスプリング・フログがあった。写真のものとは細かいところが違うが、大まかに言えばそっくりである。

 この図によると、ウィング・レイルはスプリングのみで密着しているので、通過時には激しく閉じたり開いたりを繰り返したであろうと推測される。かなり凄い音がしたに違いない。

 現在ではオイル・ダンパが作動するので、閉じるときはかなりゆっくりと動くはずである。したがって、ウィングレイルの損耗も少ないであろう。

 この図面は90lbレイル(約45キロレイル)用である。現在はかなり背の高いレイルであり、また別の図面が用意されているであろう。

 Mainline ModelerのJune'05号の図面にはイリノイ・セントラル鉄道の例が示されていて、これとはやや異なる方式の復元バネが用いられている。

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