2007年02月17日

Throttle

 Throttleというのはまさに蒸気機関車の喉首を絞るものである。蒸気の供給量を決めているのはここである。機関士の左手はいつもスロットルに掛けられている。引けば蒸気の量が増す。

 機関士によってはスロットルを徐々に引く。一気に大きく開ける機関士もいる。

 もし貴方が罐焚きで、スロットルをゆっくり引く機関士と組むとする。貴方の仕事は簡単だ。水面計の2/3の水位を保ち、石炭の量を少なめにして置いてよい。何も起こらない。徐々にストーカの速度を上げるだけだ。機関車は滑らかに加速を続けるだろう。罐の火は白熱し、地獄の炎となって燃えさかる。
 簡単なことだ。どうして全ての機関士がこうしないのか。 

 一気に開ける機関士は多分サディストなのだろう。罐焚きをいじめたいらしい。ブラストで火床を吹っ飛ばして、罐焚きがうろたえるのを見たいのだ。

 Tomはいつもスロットルを徐々に開けた。罐焚きがまだ準備できていないようなら30秒待った。それくらいの時間があれば、準備をすることはできる。

 いつもこう言っておいた。「機関車が正しく動けるように、火を燃やせ。」それだけだ。

 もし罐焚きが間抜けだったり、手抜きをするようだったら、雷を落とす。そういう連中につきあっている暇はない。

筆者敬白
 皆様のおかげで続いてきましたが、筆者多忙でしばらく休載させていただきます。
 書きためてあった分も本日でなくなりました。開始は3月の上旬を予定しています。
 


追記
 続編 第2部は6月27日からです。

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コメント一覧

1. Posted by dda40x   2007年02月25日 16:06
 所用でアメリカに来ています。

 たまたまグランド・キャニヨンの近くを通り掛かったので寄り道してきました。

 なんと冬なのにウィリアムズ駅から二時間かけて旅客列車が出ています。各種の客車がつながれていて、最低は60ドル、最高は155ドルでした。安いのはプルマン・コーチ、高いのはステンレスの展望車でした。
 自動車なら1時間の所を2時間以上かけて走ります。景色が良いならまだしも、まったく変わりばえしない松林の中を走ります。12両プラス電源車をFP40 と FB1の怪しい編成で牽きます。駅前は崖の上なので意外性は楽しめます。

 夏には2-8-0も動態復帰するようです。これも展示してありました。
2. Posted by Jackdaw   2007年03月04日 23:52
長らくご無沙汰しておりました。
これからも勉強させて頂きたいと思っております。

再開を楽しみにしています!

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