2007年02月13日

遠心給水ポンプ

 Challenger, Big Boyには排気インジェクタが取り付けられているが、どちらも罐焚き側の床下には付ける場所が無い。やむを得ず、左のラニング・ボードの先端に設置してある。その場所はかなり高い場所で、炭水車の最低水位より高くなる。

 そのインジェクタに届くように水を送るために遠心ポンプが取り付けられている。罐焚き席の真下にある円筒形のポンプがそれだ。排気インジェクタを作動させる前に、その遠心ポンプを作動させる。

 給水される温水は、ボイラの真上前方にあるcheck valve(逆止弁)からボイラに入る。どうしてここなのかと言うと、この部分の温度が一番低いからである。一番温度が高いのは、火室上部である。

 ボイラを作っている鋼板といえども、熱的ショックには弱い。繰り返して熱い蒸気と水が交互に触ると、割れが生じる。それを防ぐために一番温度が低いところを探し出したのだ。

 インジェクタからの給水管は必ず迂回させて取り付けてある。それは熱いものが通ったり、冷えたりするので、熱膨張で長さが変わるからである。おそらく、まっ直ぐでは折れてしまうのではないだろうか。
 
1940年頃に作られた4-8-4,4-6-6-4,4-8-8-4はどれも共通の部品が使ってあり、、機関車のクセもよく似ていた。どれもよく走った。しかも、熟練していない乗務員でさえも、所定の能力を発揮できたのは設計が良かった証拠であろう。これらはJabelmanという人が技師長だったとき、導入されたものである。

 4-6-6-4のChallengerだけが280ポンドとやや低い圧力であったが、これが300ポンドでも何の不都合もなかったであろう。

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