2007年02月08日

罐焚きの運命

Automatic Fire Door 機関区に帰ればボスが待っている。どうして失敗したのか、説明を求められる。このような失敗が続けば、仕事を追われることも分かっている。ああ、可哀相な罐焚き!
 
 機関士の中には火床整理を手伝って、少しづつ水を足して水面を上げてやるものもいるが、罐焚きに対して全く慈悲心を持たないものもいる。サディストもいるということだ。

 このような火床不良による機関車の停止というのは、罐焚きの腕と頭の無さから来ることが大半だが、場合によってはその機関車の欠陥という事もある。しかし、その欠陥を乗り越えるのも腕のうちである。とにかく停車して火床整理する(これを、blow-up"という)のは、最大級の失敗である。

 父Richardに、Tomが特別に難しかった乗務の話をすると、父は「"blow-up"したか?」としきりに聞きたがった。遅れを生じなかったかと心配したのだ。それは大変困難な状況で、機関車を停めて火床整理をしたときのことであった。蒸気の上がりが遅く、2,3分の遅れは生じたが、たいしたことはなかった。

 火床整理の前に、ボイラの水位をすこし高くしておいてインジェクタ(注水器)を止め、蒸気の上がりを待つのがコツだ。再始動のときに冷たい水が入ると温度が上がりにくい。

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