2007年02月05日

Stoker

stokerの概念図 Loco Cyclopedia より stoker(自動給炭機)の構造について説明しておく必要がある。テンダ(炭水車)の左前の床下部分に、2気筒の小さな蒸気エンジンがある。歯車で減速され、ゆっくり廻る太いねじが石炭をテンダから機関車に送る。機関車の焚口戸のところで持ち上がり、皿の上に石炭が押し出される。すると5本のスティーム・ジェットにより石炭は火格子に撒き散らされる。

 それぞれのジェットは、中央を除き、2つの開口部を持つ。中央は3つの開口部を持つ。5つのスティーム・ジェットはそれぞれの絞り弁により強さが調整できる。お分かりのように、右前、右後、中央、左前、左後とラベルが付けられている。全体の噴出強さを調整する絞り弁もある。たくさんの罐焚きの経験を総合すると、一番うまくいくのは5つの個別の弁を開放し、全体の噴出強さを調節することだ。

 噴出圧力ゲージは罐焚きの目の前にあり、罐焚きは火床全体に石炭が撒き散らされるように、弁を調節する。出発を待つ間、最少の給炭量で蒸気の圧力を上げ、出発する直前に給炭量を増やす。

 この最少量のときは火床の前方に石炭が溜まらないようにする。そこに石炭が溜まった状態で出発すると、必ず大きなクリンカができて燃え残り、走行が不能な状態に陥る。どうしてこうなるかというと、出発時に給炭量を増やし過ぎることと、煙突から排気が飛び出すときに作る負圧で、石炭がもの凄い勢いで前に吸い出されるからである。

 煙突からの排気で空気の流通がよくなるので、石炭は猛烈な勢いで燃え、火床は白熱し、直視できないほどになる。機関士がスロットルを引いた瞬間、通風がよくなり、機関車は目覚めて石炭を食い始める。罐焚きはそれに合わせて石炭を供給する。

筆者註 この図は一般的な場合を示す図であり、本文とは一致しない。UPではストーカ・エンジンを炭水車側に置いている。こうすることにより、火室部オウヴァハングの重量を少しでも小さくすることを狙った。

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