2007年01月29日

City of Los Angeles

City of Los Angeles form Richard Kurtz Collection 40年前、"City of Los Angeles"という列車があった。COLAと略されたが、飲み物ではない。シカゴからロサンジェルスに行く列車だ。すばらしい列車だった。ディーゼル電気機関車が3両で引く12両編成の列車だ。3日間走り続けた。夢のようなすばらしい設備を持っていた。食堂車、展望車そしてバーもあったし、ピアノもあった。

 その後、鉄道はもっとすばらしくなるはずであった。それがそうはならなかった。速度は低下し、サービスはひどくなった。40年前、旅客列車は時速90マイル(144キロ)で走っていた。Amtrakは時速79マイル(124キロ)しか出せないことになってしまった。
これが最高速度とは信じられようか。もっと速く走れる。フランスやドイツ、日本にはすばらしい高速列車がある。この国は月に人間を送ったではないか。できないはずはないのに。

蒸気機関車の時代の方がもっと速かった。以前も書いたが、下り坂で徐々に加速し、平坦線になった途端にフル・スロットルにし、さらに加速する。こうすれば125マイルは訳なく出せる。それ以上出せる機関車は限られている。Mighty 800の中でも822、835、837、844くらいのものだ。中でも130マイルが出るのは822と837だけだった。この2台は特別の機関車だ。
 
 現代の鉄道の話に戻ろう。何が旅客列車を衰退させたか。バスではない。それは自動車だ。自家用車を持つことは、アメリカン・ドリームの一つの具体例である。アメリカ人は誰でも車を買え、それに乗ってどこにでも行ける。ガソリンの価格は安い。事実上、タダのようなものだ。安すぎる。そのうちに2倍くらいになるだろうが、それでも安い。

 町は広がり、あまりにも人口密度が小さい。この国には公共交通機関というものがない。もう遅すぎる。時計の針は戻らない。

この手記は、1987年に書かれた。当時のガソリンの価格は、1ガロン(3.8L)当たり、40セントくらいであったと、筆者は記憶している

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