2007年01月27日

The Railroads Touched All

Pullman Car内部 なかなか訳すのが難しい表題の章である。「鉄道というものは全ての人を感動させた。」という意味であるが、それでは変な日本語だ。

 
 1900年代の初め、アメリカに住む人は誰でも鉄道の恩恵を被っていたし、誰もが何らかの形で鉄道とつながりを持っていた。ところが、現代の人は鉄道の価値や過去の鉄道人のはたした役割についてほとんど知ろうともしない。

 今となってはやや遅い交通手段ではあるが、旅客列車に乗ることは、当時は唯一の旅行の方法であったことに気が付く必要がある。確かに、大きな川にはRiverboatがあったし、馬車に乗るという方法もあった。しかし、大多数は鉄道に乗るしかなかった。

 1913年にあなたとあなたの家族ががワイオミング州ローリンズから、シカゴに行きたいとしよう。おそらくあなたの家族は汽車で行くことしか考えないだろう。他に方法はなかったのだから。汽車に乗れば一泊二日で行ける。

 Pullman Carで行くことも考えるだろう。プルマンというのは寝台車で、夜は座席がベッドに変わる。あるいは座席車でという案もある。多少リクライニングするのでよく眠れるだろう。どちらも快適で、汽車での旅行は楽しかった。

 その後、どうして世の中はかくも変わったのだろう。しかも悪い方に。Tomの父がアメリカに来たとき、アメリカには20万マイル(32万キロ)の素晴らしい鉄路が張り巡らされていた。世界で一番素晴らしい鉄道システムであると皆が思っていた。今は違う。アメリカで素晴らしい鉄道は少ししかない。

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