2007年01月24日

機関士の身だしなみ

Engineer wore a white cap 機関士は服装に関しては大変保守的である。蒸気機関車の時代、乗務員はみな似た様な服装であった。ほとんどはオーバーオールをきて、「バンダナ」を首に巻いていた。「バンダナ」は赤か青で白い水玉模様であった。二本の安全ピンで留め、石炭の燃え殻が首に入らないようにしていた。

 一度バンダナなしで蒸気機関車に乗務してみたことがあったが、思い出したくないほどひどい目に遭った。下着の中まで石炭のカスが入ってしまうのだ。

 旅客用の800クラスがオイル焚きになってからは、父リチャードはバンダナを首に巻くのを止めた。それ以降、彼はドレスシャツを着て、ネクタイを締めた。この写真をご覧いただければ、その様子が分かる。後ろの機関車はFEF-2である。

 機関士は全員が同じ長手袋をしていた。この写真によく写っている。ボイラの後ろについているヴァルヴ類は全て熱い。二重にはめるのだ。そうでないと火傷をする。

 1941年当時、手袋は安かった。一そろいで25セントだった。外側が少し汚れてくると、それを捨てて、新しいのをはめた。汚いのをはめているのも居たが、ほとんどの機関士はきれいなものを身につけていた。汚れた手袋は、それが触る部分のオーバーオールを汚してしまう。

 機関士はいつも服装が整っていなければならない。オーバーオールは乗務ごとに家に持ち帰り洗濯し、きれいなものを身につける。機関士は客に見られる仕事なのだ。

 機関士が立っているときは、手の甲をズボンに付ける。座っているときは掌を上に向けて膝の上に置く。汚い掌をズボンに当てたくないのだ。 



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