2006年10月03日

放熱ファンのルーバー

e6c58f3c.jpg 内野氏と話した思い出の中に、放熱ファン・ルーバの放射状の部材がどうして少しねじれているかということがある。

 写真はGP7の放熱ファンである。この鋳物は誰が作ったものかは知らない。多分PSCの鋳物であろう。良い形をしている。完全な放射状ではなく、わずかにずれている。中心部が少々時計廻りに回転している。どうしてだろうか。

 何人かでわいわい話していた時だ。内野氏と筆者の見解が一致した。最近、伊藤剛氏に確認したところ、それでよいということであったので公表したい。

 放熱ファンに限らず、使用時に温度差があるときは、材料の伸縮を逃がす方策をとらねばならない。この場合、温度が上昇すると放射状の部材は膨張して長くなる。すると中心部がわずかに右廻りに回転することになる。

 このような設計法は、工場のいたるところで見られる。蒸気パイプが大きくΩ(オメガ)状に曲げられているのもそれである。

 当然のことながら、蒸気機関車のポイラの支えも伸びを逃がすようになっている。鉄橋の自由端の伸び縮みはとても無視できない量だ。最近はその伸縮を逃がす支えが、摩擦の少ない特殊樹脂で出来ていてローラは使われていないそうだ。

 そんな話から始まって、ありとあらゆる工業製品とその加工の話を伺ったのがつい昨日のような気がする。

 
 
 浮津信一朗氏からも内野氏の早すぎる死を悼むコメントが寄せられた。

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