2006年09月23日

QCTP

5a17a1f0.jpg  QCTPというのはQuick Change Tool Postのことである。旋盤の刃物台の一部を瞬時に取り替えられる工夫である。

 旋盤作業で面倒なのは、刃先の高さを合わせる作業だ。刃物の下に敷くシムをたくさん用意しておいて、刃物を締め付ける。切粉が入ると誤差を生じて面倒なことになる。

 QCTPはひとつの刃物ごとに高さをネジで調節してロックする装置がついている。ということはどの刃物も取り替えただけで刃先の高さが合う。

 これは大変な変化をもたらす。作業時間が大幅に短縮されるのだ。今まで刃物を3回取り替えれば、そのたびに数分間が無駄に費やされ、合計15分ほどは仕事をしていない。QCTPならその時間が限りなくゼロに近くなる。

 刃物を取り付ける部分(カートリッジという)を刃物の数だけ持っていると良い。以前はそれがかなり高価で、なかなか買えなかったが、現在は中国製の廉価版が出ている。たくさん買っても、悩まなくて良い価格であるので、20個ほど持っている。上にあるネジを廻して高さを決め、ロックナットで固定する。

 カートリッジはいろいろな形があり、角バイトをはさむ形はもちろんのこと、丸い刃物を保持するものとか、突っ切りバイトを保持するものなどがある。

 どれもかなり出来がよい。完全な互換性があるので番号さえ間違えなければ、どのメーカの部品も合う。

 ツール・ポストはピストン式といって上のレバを廻すと1mm程度飛び出してくる。するとカートリッジが斜面に密着して固定されるのだ。


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