2018年01月02日

2018年01月02日

続 転車台インデックス装置の完成

 いくつかお答を戴いている。ほとんどが正解である。ヒントを目ざとく見つけられて、完璧なお答の方もある。一方、いつもコメントを戴く方々からは、お答がなかった。 

 正解は高粘度シリコーン・グリースを用いた粘性結合継手である。信越化学がいくつかの粘度のものを出している。中粘度のものが良かった。これはトイレの蓋のヒンジなどに使われているアレである。ゆっくり閉まるのは粘性による。写真の中に信越化学の丸い瓶があるが、それがヒントである。ShinE…という文字しか見えないが、分かる人にはすぐ分かっただろう。
 この種の継手を鉄道模型に使ったのは、これが世界で最初の例ではないだろうか。MRに投稿してみようと思う。作るのは簡単で、消耗せず、半永久的に持つ。

 シリコンsiliconとシリコーンsiliconeは異なる概念を指す。前者はケイ素の単体あるいは元素を指す。例えば、シリコン整流器という言い方をする。後者はケイ素と酸素が交互に結合した骨格を含む合成高分子(シリコーン樹脂)を指す。間違える人は多い。

 さて、円柱とそれにかぶさる円筒の隙間を変えて、様々なテストをした。隙間が0.1 mmでは狭すぎる。0.2 mm弱が一番良いことが分かった。長さは必要とされるトルクに応じて調整した。廻していると温度が上がるかと思ったが、出力がせいぜい 0.3 W 程度なので、30分くらい廻っていても温かくなる兆候は見られなかった。ある程度の推力を生み出して停止していても、何の問題もない。バーサインの分だけ押し戻されても、推力が増えることはない。バネを介して押すよりはるかに確実であり、利点が多い。
 この装置には3つの粘性継手が使われている。作動が穏やかである。よく見るソレノイド等のガチャガチャとした作動ではないが、正確なインデックスが可能である。ずれても戻せるところが面白い。


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