2016年05月06日

2016年05月06日

倣いルータ

 所属クラブの会員であるN氏が、自宅用の組立て線路を作りたいので、工具を使わせてほしいとやって来た。聞くと、正確な曲線をたくさん作るのが面倒だそうだ。それなら、一枚だけ正確に作って、それをコピィしようということになった。そういう用途には倣い(ならい)ルータが最も適する。

pilot router bit そのルータ(ラウタ)の刃先はこのような形になっている。英語では、pilot router bit という。pilotには案内するという意味がある。
 ボール・ベアリングの径は刃物と同じである。すなわち、ボール・ベアリングに原型が触るまでは、ワークに刃物が当たる。そこでワークをずらすと原型をなぞって切込みが行われる。
 
router table 原型とワークとは釘で固定する。ずれないように正確に打ち付け、倣いルータを起動する。切粉は熱く、猛烈な勢いで飛び散る。出力1-1/4馬力の機械なので、1 kWほどである。最大出力を出すためには、電圧を120 Vにせねばならないから、昇圧トランスを用意する。
 1枚当たり、1分も掛からない。次から次へとワークに原型を打ち付け、作業する。

 切粉だらけになったが、十数枚の曲線があっという間にできた。N氏はとても驚き、
「この方法でやればレイアウトはすぐできるね。」
とご満悦であった。

 筆者は自宅のフェンスをこれで作った。100本ほどの19 mmのwestern red ceder(杉の一種で腐りにくい材)から切り抜いた。いわゆる picket fence である。切粉が大きなゴミ袋3杯以上出た。

 

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