2013年08月28日

2013年08月28日

JAM 2013 鉄道模型功労者表彰

 8月17日の早朝に車で東京に行った。大きなスーツケースを持って行ったので、事務局の方は、いったい何が入っているのかと興味を持たれたようだ。その中には、展示用の機関車とクリニックで紹介する貨車を詰め込んであった。

JAM 2013 12時より鉄道模型功労賞の授賞式があり、伊藤 剛氏、平野和幸氏、河田耕一氏、山本 豊氏の4人に賞状が手渡された。そのあとで、受賞者各氏によるお話を聞くことが出来た。(左から、河田、山本、平野、伊藤の各氏)


伊藤剛氏 モノレールを語る sJAM 2013 剛氏の代表作は上野公園のモノレールだそうで、もともとは都の交通局が上野から羽田まで結ぶ構想であった。1957年にその試験線が上野動物園にできて、新聞記者多数を乗せた試乗車が走り始めた。ところが故障して、動けなくなって宙吊りになった。大変なことになったと思ったが、そこは機転の利く剛氏のこと、すぐに床下の非常用スロープを出し、それを延長して地面まで降ろした。新聞記者たちはそれを伝って避難した。「こんな長い滑り台は初めてだ。」となかなかの評判で、悪口を書いた新聞は無かったそうだ。この日、剛氏の顔色が悪く心配したが、話し始めれば調子が戻ってほっとした。
 剛氏の8 mm列車”Sunbeam”號は展示されていたが、今一つ注目が集まる場所ではなく、残念だった。あとで、「知らなかった」と見られなかったことを悔やむ話はいくつか聞かれた。

 拙ブログで伊藤 剛氏の話題を出したすぐ後に、JAMの理事の方からの接触があり、「我が意を得たりとの思いです。」とのことであった。受賞はすぐ内定したが、発表までは他言できない。これもなかなか辛いものであったが、幸いにも外国に複数回行っていたので、模型関係者と会うことが無く、助かった。 
 拙ブログも微力ながらお役に立てたようで、嬉しい。

 平野氏のお話では、レイアウトは何度も作り直しをされたようで、シザース・クロッシングの信頼性が低くて困ったとのお話は興味深かった。既製品は精度が低く、完全に平面には仕上がっていないからだろう。(よそで筆者の聞いた話では、大きな油目ヤスリでレイル面全体を丹念に削って平面を出すと良いそうである。)

 河田氏の、レイアウトにはアート(絵心)が必要という話には感銘を受けた。

 山本氏は小型車輌の専門家で、筆者にはあまり縁の無い方であったが、エピソードは面白かった。熊延(ゆうえん)鉄道で蒸気動車が走る様を一回だけ直近で見たことがあるそうで、その起動時、スリップしたという話は興味深い。それほどのトルクがあったのだ。調べたが、この蒸気動車の記録は見つからない。

 このようなトークショウは、非常に興味深い。もっと大きな会場でたくさんの聴衆に聴かせて差し上げたい。

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