2012年05月

2012年05月31日

続々 Illinois 鉄道博物館 再訪

COM_4247-2COM_4249-2 SD40-2のデッキ部分である。ステップの穴はプレスで作られている。穴は雪が抜けるようになっているのだ。突起があって、靴の底が確実に接触するようになっている。
 エンドの鋼鈑の厚さは1.5インチ(38 mm)もある。そこに、クレーンで吊り上げるときの穴があり、フックを掛けるときの保護用に円筒を熔接で付けてある。これは各鉄道会社の仕様に依るのだろう。

COM_4260-2COM_4264-2COM_4262-2 今回の再訪問の目的の一つにFull-Cushion台車の現物を観察することがあった。これは栗生氏のブログに細かい記事が載っているが、現物の写真を撮らねば納得できないところもあったからだ。

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 この台車の現物を見るのはなかなか難しい。1950年代にさまざまな原因で脱線が起こり易いとされ、ほとんどが廃車になったからだ。この博物館には、原型のTroop Sleeperが保存されている。

 

2012年05月29日

続 Illinois 鉄道博物館 再訪

 SD40-2も製作中であるがデッキ部分の細かい造作が良く分からなかった。特にSnow Plowの取り付け部分がどうなっているのかは、知りたかった。

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 デッキの表面の模様とその切れ目もよく分からなかったことの一つだ。
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 ショートフッドの上も仕上げ状況が知りたかった。個体によっては滑り止めに、熔接でイボをたくさんつけてあるものもある。これは滑らかであった。運転席側面の日覆いの取り付け状況も知りたかった。砂箱蓋がどちら向きに開くのかも興味の対象であった。
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2012年05月27日

Illinois 鉄道博物館 再訪

 シカゴに戻って、最初にイリノイ鉄道博物館に行った。2年前にも行っているが、その時写真を写し損ねたものがあったので、それを撮りに行ったのだ。
 
COM_4181-2COM_4190-2COM_4196-2 それは8500hp タービン電気機関車である。この模型を作り始めて、かれこれ20年以上になる。
 分からないところがいっぱいあって、色々な本を買い集めたが、現物を見ないとどうしようもない。たとえ現物を見られても、上に登れないと面白くない。模型は屋根まで作らねばならないからだ。

COM_4200-2COM_4294-2COM_4199-2 この排気口の内部の写真は、まず公表されていない。今回はひょんなことから、その撮影ができた。Chicago O scale Meet の行事のひとつとして、この博物館の特別観覧があった。冬季閉鎖中の博物館に入れてくれるのである。
 行ってみたら、筆者が最初の訪問者で、あと10名ほどしかいなかった。主催者は「全ての扉を開放するから勝手に見てくれ(Self Guided Tour)。」と言う。
 これはチャンスである。「自己責任 (At your own risk) で上に登っても構わぬ。」というので、テンダから登って排気口を覗き込んだ。見ていた他の連中も、いろんな車輌に登って屋根の写真を撮り始めた。 

2012年05月25日

続々 Indianapolis の自動車博物館

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 古いものから新しいものまで全部置いてあるというのがすごい。 

COM_4152-2COM_4146-2 これはこのスピード・ウェイができた当初の舗装である。煉瓦は雨の日には滑り易く、事故が多く発生した。
 今でも観客席前の90 cm だけは残してあり、その部分でタイヤがスピンするそうだ。
 

2012年05月23日

続 Indeianapolis の自動車博物館

Panorama この博物館の内部には、ぎっしりと競走用自動車が置いてある。
 二枚の写真のパノラマ合成は栗生弘太郎氏に依る。継ぎ目が分からない。最近のこの種のソフトウェアの機能は、素晴らしい。


 あまり詳しくないので、ごく適当に写真を撮った。
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 毎年1台は収蔵車が増えるので、いずれ増築をするのだろう。最後の写真はCumminsのディーゼル車だ。これは珍しい。


2012年05月21日

Indianapolis の自動車博物館 

COM_4157-2 インディアポリスには有名な自動車レース場がある。毎年この時期にインディ500マイルレースが行われる場所だ。この街の名前は発音しにくい。太字の部分を強く発音すると、それらしくなる。
 以前にも行ったが、その時間が遅く、博物館が閉じた後であったので、今回出直した。

COM_4164-2COM_4168-2COM_4174-2 このサーキットはもともとは煉瓦貼りのトラックであったそうな。それをアスファルト舗装し直したのだが、ごく一部は昔のままを残している。 バスで周回するツアがあり、5ドルであった。その煉瓦部分をじっくり見せてくれる。

 博物館の内部には歴代の優勝車が展示してある。40年位前の車は左右の車軸長さを変えていた。一方向に曲がるレース場であったからだ。しかし、最近はそのようなことはなく、左右対称の車ばかりである。

2012年05月19日

続々々々々 Daytonの航空博物館

COM_4113-2 この写真を見ると、どの程度大きな建物かが良く分かる。奥の飛行機はB-52だ。全幅 56 m もある機体が無造作に入る。
 筆者は物好きにも各地の航空博物館を訪問しているが、規模も質も、この博物館がNo.1である。
 全ての飛行機を、一応飛行可能な状態で陳列したのだそうだ。中には、エンジンを換装したものも含まれているようだが、とにかく飛ぶのである。その拘りは大したものである。
 この博物館を見ると、日本の博物館って何だろうと考えてしまう。

COM_4116peacekeeper この貨車は博物館の芝生の上にある。スパン・ボルスタを持った16輪の車輌である。この中には核弾頭付きの大陸間弾道ミサイルが入っていた。その名前は "Peacekeeper" である。
 冷戦時代に、ソ連からの核攻撃に備えて、この貨車50輌を用意して全国に展開させることにした。一列車二輌を連結し、シェルター内に保管する。必要な事態になったら、列車を引き出して、敵には予想不可能な場所に展開し、発射する。ピンポイントで狙われると、固定のミサイル・サイロでは発射前に攻撃されてしまうので、移動式の発射装置が必要とされたのだ。
 配備の準備ができた頃に冷戦は終結し、計画は放棄された。

 この貨車は積載時250トンもあり、8軸車とする必要があった。床下にたくさんの油圧ジャッキがある。ミサイルを立てるときの、安定性の確保に必要となるべきものだろう。

 側面からの写真は筆者が300mmレンズで写したものであるが、妻の方からの写真は、博物館の公表している写真からお借りしている。 

2012年05月17日

続々々々 Dayton の航空博物館

IMG_0370-2IMG_0356-2IMG_0368-2 昔からこのエンジンに興味がある。星型7気筒4列で28気筒ワスプ・メジャ・エンジンである。 3000馬力以上の出力がある。各列にひねりを掛けて、風の通りをよくしている。
 後期の改良型は過給機が付き、4300馬力もある。
 カムシャフトが中心に近いので、プッシュロッドが長く、頭上弁を駆動するのはやや苦しい。メンテナンスは、なかなか大変であったろう。ヴァルヴ・クリアランスを調節するだけで56箇所、4発ならその4倍である。潤滑油を取り換えるのも大変である。オーヴァホールは僅か600時間ごとだというから、その手間を考えると恐ろしい。
 燃焼室が大きいので点火プラグは、2本ずつ取り付けられて、56本である。このエンジンの整備には熟練工が必要で、整備コストは膨大であったらしい。しかし、レシプロ・エンジンの極致としての名エンジンである。

 
IMG_0352-2COM_4109-2 このエンジンは、B-36にも6基搭載されている。これがそのB-36である。あまりにも大きく、推力が不足したため、ジェットエンジンを4基追加搭載して、10発航空機となった。


COM_4096-2 これはC-124グローブマスタである。4発の輸送機で、昔見たことがある。伊勢湾台風の時にアメリカから救援物資を積んできたのは、これだと記憶している。この飛行機もワスプ・メジャを搭載している。


COM_4107-2COM_4106-2 現代の飛行機も展示されている。ステルス機は見せても大丈夫なのだろうか。

2012年05月15日

続々々 Dayton の航空博物館

 この航空博物館には特別なツアがある。身元証明が必要で、外国人はパスポートを提示しなければならない。
バスに乗って空軍基地の中を走り、大きな格納庫に入る。途中の撮影は厳禁だ。
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 格納庫の中は、各種の実験機の保管場所であり、隣の格納庫は過去の大統領専用機の保管場所である。大統領の乗った飛行機はヘリコプタを含めて全て保管してある。

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 ローズヴェルト大統領はポリオに罹り、足が不自由であったので、専用機には車椅子ごと乗れるエレヴェータが付いている。
 どの機も機内を見学できる。アクリルガラスで保護されてはいるが、機内を歩くことができる。但し、幅は16インチ(455 mm)であるから太い人は通れないと明記してある。会議室や、ホットラインの電話などがある。

 この建物内の見学時間は1時間であるが十分楽しめる。もちろん無料である。

2012年05月13日

続々 Dayton の航空博物館

 色々な人から頼まれることに、「爆弾倉の中って何色なんだ。チャンスがあれば見てきてくれよ。」という要望がある。 気がついたので写真を撮った。

COM_4098-2COM_4099-2COM_4097-2 B-29の爆弾倉内部である、黄色がかった色であった。なんと言えば良いのかよく分からないが、Weyerhauser Greenに非常に近い色である。これは機体を加工して内部を歩けるようにしてあった。本当は上に見える円筒の中を搭乗員が這っていくのであるが、爆弾倉の中を歩けるように一部を切ってある。この機体の内部である。ノーズアートの展示も兼ねている。

COM_4093-2COM_4094-2 これらの写真は、比較のためのB52の爆弾倉の中である。車輪を収納するベイの内部の色も同じで、これらの色はB-29の色とは明らかに違う。

COM_4103-2COM_4102-2 このツイン・マスタングというのは、よく本では見るが、現物があったとは驚きである。どうしてこんなものができたかというと、長距離ミッションの遂行が一人では出来なかったことにある。洋上飛行では睡魔に襲われて事故が起こり易いので、交代で寝るのだそうだ。 

2012年05月11日

続 Dayton の航空博物館

 B-24やB-25 Mitchel、B-17 Flying Fortress、P-38, P-47, P-51 Mustang など名機がずらりと揃っている。飛行機マニアなら、近くのホテルから毎日通ってきて見る必要がありそうだ。そのためにホテルも近くにある。ここなら歩いて行ける。

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 筆者が特に興味があったのは双発の爆撃機B-25である。太平洋上空母から無理やり発進させ、多大な損失を出しながらも、日本初空襲を成し遂げた。展示はやはり航空母艦の甲板を摸したものである。エンジンを風雨、潮風から守るべく、シートで覆ってある様子も再現してある。ゼロ戦の21型も展示してあった。

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2012年05月09日

Dayton の航空博物館

4563479 シカゴに戻る途中でデイトンに寄った。ここはライト兄弟の航空産業発祥の地で、空軍基地がある。そして世界最大の航空博物館がある。その巨大さは驚くばかりで、収蔵品は原則として飛行可能な状態にしてある。ここを訪れるのは一昨年に続いて二回目である。先回は簡単なカメラしか無く、広角レンズ無しでは撮り切れなかった。それを写し直そうというわけである。入場料は不要である。左の写真はGoogle Earthからお借りしている。

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 展示棟は幅90m長さ240mもあり、柱は一本もない、かまぼこ型の構造である。第一棟は第二次世界大戦までの航空機である。B-17,B-24,B-29や紫電改、メッサーシュミットのジェット機などがどっさりある。よくぞ保存していてくれたという気持ちで一杯だった。

 じっくり見て行くと、第一棟だけで数時間かかる。疲れてしまうので、第二棟以降は駆け足で見たことにする。あまりにも多くて、飛行機が嫌いになってしまう博物館である。あと、二棟建設予定であるという。

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2012年05月07日

Mammoth Cave Railroad

COM_4007-2 セントルイスからナッシュヴィルに向かい、マンモス・ケイヴに行った。巨大な鍾乳洞があるということなので、どの程度のものか見ておきたいと思ったのだ。
 以前行ったカールズバッドに比べれば小さく、中は水が垂れている部分もあった。見学ツアに参加して一巡りした。

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 帰り途に面白いものを見つけた。この鍾乳洞の観光用に敷かれた軽便鉄道があったのだ。普通のボイラがむき出しの普通の機関車ではなく、客車型である。これを、Steam Dummyと呼ぶ。日本ではTram Engineという人が多いが、それはヨーロッパ系の言語で使われる言葉からきている。

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 何枚か写真を撮ったので、ご興味のある方は模型化されると良い。既存の模型の一部を切り取って、箱をかぶせるだけでもできそうな形である。軌間は3 ftである。客車も好ましい形をしている。

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 軌道敷を自転車で走る動画もある。



 

2012年05月05日

借りた車

COM_3769-2COM_3767-2 いつも同じ会社で車を借りるので、会員になっている。多少割引もあるし、予約が確実なので便利ではある。
 空港に到着して案内バスに載って営業所に行くと、自分の名前が電光掲示してある。その番号の場所に行けば、借りるべき車がトランクを開けて待っている。スーツケースを放り込んで出発である。今回の車はスバル・レガシーであった。全くの新車で、走行距離は4マイルであった。たまに新車に当たるが、これほど少ない車は初めてだ。今までの経験では約100マイルというのがあった。

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 正直なところ、4輪駆動車は降雪時以外歓迎しない。燃費が悪いからだ。今回1600マイル(約2500キロ)走っての平均燃費は31マイル/ガロン(12.9 km/L)である。これはカタログ通りであった。しかし、同程度の2輪駆動車なら15 km/L 位走るはずだ。

 この車は常時その瞬間の燃費が表示されるので、走行中それをよく見て経済運転に徹した。面白いのは、トップギヤを選んでいると燃費が良いことである。これは意外であった。
 高速道路で、かなり急な上り坂であっても、ギヤをシフトダウンせず、トップのままアクセル開度を大きくした方が低燃費である。どうやら燃料消費量は回転数の影響が大きいようだ。この車はオートマティックではあるが、ギヤを手動選択できるので、このような実験が簡単に出来る。今までシフトダウンを許す運転法をしてきたのは間違いであった。 
 色々な速度で運転したが、67マイル/時(107 km/時)での燃費が最も良かった。日本では60 km/時での燃費が良いと信じられているが、どうもそうではなさそうだ。もちろん、この車の燃費表示が正しいという前提の話である。70マイル/時 (112 km/時)でもそれほど変わらなかったが、それ以上では徐々に落ちた。

 日本の車の高速道路での燃費設定は100km/時であるらしい。それを超えると急速に悪くなる車が多い。今度開通した新東名では制限速度120 km/時になるという報道が多かったが、それが実現していたら、燃費の悪化に愕然とした人が増えたかも知れない。筆者の持っているドイツ車は120km/時での燃費が最も良さそうである。

2012年05月03日

続々々々々 St.Louis の鉄道博物館

COM_3979-2COM_3977-2 この角が丸い貨車は牛乳輸送車である。当時各社が競ってこの種の保冷牛乳輸送車を作り、大都市近郊に配置した。歴史は知っていたが現物を見るのは初めてだ。ステンレス鋼製のタンクが、コルクで熱絶縁した車体に収められている。積荷のミルクは機械的に攪拌され、バターが分離するのを防ぐと共に、タンク清掃を容易にした。
 新鮮さが売り物であったので、急行列車に連結されて、都市の中心部に急いだ。だから、貨車のくせに、連結器の上にバッファがある。客車と連結することが前提になっているからだ。保冷能力は高く、1000 kmもの走行でも、温度上昇は僅か1度(華氏目盛で)であったそうだ。

COM_3983-2 この博物館にもDDA40Xがある。あまり保存状態が良くないので写真は撮らなかった。西部ではないので雨が多く、鉄は錆びやすい。しかし海岸から遠く、工場のばい煙も少ないので日本ほど錆びやすくはない。


COM_3988-2 最近は少なくなったこの種のホッパ車があった。いずれ絶滅する車種である。この機種はホッパ部分に楔形の溝があり、そこにヴァイブレイタを差し込み荷降ろしをする。振動で堅く詰まった粉体を流動させるのである。このヴァイブレイタが結構重く、重労働であり嫌われているのだ。


2012年05月01日

続々々々 St.Louis の鉄道博物館

COM_3962-2 Chicago, Burlington & Quincy 鉄道 のステンレス外被の #9908 "Silver Charger" である。この手のステンレス車は電蝕が起きるので、雨曝しにするのはあまり賢明なことではない。目に見える外側は問題なさそうに見えるが、裏側の鋼材の腐蝕はひどい。
 1輌だけの展示で面白くない。せめて3輌つないで欲しい。

COM_3949-2UP Diesel Electric SnowplowCOM_3950-2 UPのRotary Snowplow である。直径3.6 mの羽を3000馬力のエンジンで廻して除雪する。もちろん電気式制御である。整備時170 トンもある。
 どうして引退してここに居るのかは不明だ。実働時間は意外に少ないと思われる。

 COM_3974-2 MilwaukeeのBi-polerである。文字通り2極の界磁を持ち、その中を車軸に付けた電機子が回転する。軸の上下によって引っ掛からないように出来ているから、エアギャップが大きく、効率は良くない。伊藤 剛氏のお話によると、線路工夫の置き忘れた工具が界磁に吸いつけられたそうである。

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