2012年01月16日

2012年01月16日

cat walk, gang way & running board

 キャットウォークとは何かという質問を戴いている。
 猫が歩くようなという意味ではなく、ある程度安全な通路を指す。安全というのは手摺が付いているという意味である。製油所の大きなタンクにはそれに巻き付けられた螺旋を描く階段がある。あれもキャット・ウォークと言う。
 今回のGP30の側面にはエンジンフッドに沿って回廊風の通路がある。走行中に歩くのはやや怖いが、危険と言うほどのものではない。

 手摺が無い、あるいはあってもそれにしがみ付いていなければ命が無いような通路をラニング・ボードと言う。蒸気機関車のボイラ側面の歩み板がこれである。どういうわけか走ることになっているが、日本語では歩み板と言う。日本では歩くことが基本なのだろうか。
 貨車の屋根についている板もラニング・ボードである。制動手が駆けて行ってブレーキを締めて廻る時代もあったのだから、それはそれで正しい命名だ。
 英語は動名詞の”running”を使っているから、「走るための」と言う意味合いがある。カタカナ英語ではランボードと言う。アメリカでこれを使ってみたが、誰も理解しなかった。

 
 ギャング・ウェイは日本語には入って来なかった言葉である。もともとは船舶用語である。尤も、ほとんどの鉄道用語、航空用語は船舶用語を借用しているものが多い。
 原義は客船などの乗組員用の乗降梯子(はしご)を指す。
 鉄道用語としては、専ら蒸気機関車とテンダとの間にある梯子を指す。しかし、EMDのFシリーズなどの流線型ディーゼル機関車では、キャブへの乗降梯子や、Bユニットとの連絡扉のあたりを指すこともある。
 また、乗客が来ることのない荷物車・郵便車などの間の幌の無い通路もそう呼ばれる。要するに、乗客ではない人、すなわち乗務員しか通らない、安全とは言えない通路を指す言葉だと理解できる。
 日本では、ギャングとは悪い人たちの集団を指すようだが、線路工夫も "track gang" という。

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