2009年01月29日

2009年01月29日

3 PFE Reefers  

3 PFE Reefers PFEの貨車は美しい。色の問題もあるが、ディカールの美しさも大きく働いている。
 この3種のPFE Reefer は、全て出自が異なる。

 左はAthearnのキットを組んだもので、もう車齢は40年近い。この貨車の側板は塗装、印刷済みで当時10ドルくらいであった。初めて組んだ時は要領が分からず、かなり難しかった。2輌目からは楽しく組めた。「側面の塗装はFloquil使用」とあった。現在のリーファ・オレンジと比べるとやや褪色している。滑らかな塗装である。印刷はシルク・スクリーンである。

 中は今回仕上げたMGの#246 40' Reeferである。これは安達製作所製ではなく、パイオニア社製である。安達製作所製と比べると、プレスが甘く、ハンダ付けも下手である。コテが小さかったのであろう。ハンダが全然廻っていない。完成品を購入したのだが、部品がぽろぽろ取れてくる。全部ハンダを付け直した。大変な手間を掛けているのである。
 塗装はFloquilである。塗って生乾きの時に電気炉で100℃に保った。2時間で塗膜が硬化した。エナメル系塗料は、冬季には硬化速度が小さくて取り扱いに困る。一応固まったと思えるまで、3日を要する。それでも多少軟らかく、尖った部分ははがれやすい。外に置いておくと、風でゴミがついたりして、ろくなことはない。酸素と反応して硬化するのだが、反応速度は大体10度上げると2倍になるので、10℃で放置するのと100℃に加熱するのでは数百倍くらい違うことになる。もちろん 加熱時には、新鮮な空気を導入しないと意味がない。 

 右はIntermountainの製品である。最近は中国で組み立てられたものを売っているが、これは自分で組んだものである。凄まじい細密模型である。色は指定の仕上げである。屋根が銀色でないと、熱が吸収されて効率が悪いはずであるが、実物は黒やこげ茶色のものが大半である。

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