2008年06月28日

2008年06月28日

続々 ダブルスリップの製作

フログ角の変化と可動フログ 可動フログについて述べたい。
 フログ角を図のように大きくしていく。鈍角になるとノーズ・レイル(三角の鼻状の部分)は丈夫になるがウィング・レイル(開いているレイル)が弱くなる。欠線部があるので、衝撃がウィングレイルに掛かる。

 作図してみると、フログ角が8度あたりで面倒なことが起こり始める。フランジが有効でなくなるのである。特に先輪のように径の小さい車輪のフランジが無意味になる。要するに、誘導力が無くなるのである。すなわちフログ部で割り込みが起こる可能性が生じるというわけである。

 8番のダブルスリップのクロスがその限界であることが分かった。それよりも番手が大きくなると、慣性力以外何も無くなるのである。だから、以前作った10番のダブルスリップは可動フログにした。しかしシングルスリップは固定フログである。事故が起これば作り変えようということにしたのだが、意外にも事故は皆無である。

 しかし、通過音は異なる。可動フログは、はるかに静かである。今回はその点を考慮して可動フログにした。

 先日のOゲージの集会で披露したところ、可動フログを皆で撫で回し、「いいね、これ。」と褒めて戴いた。いかにもメカニズムがむき出しで、楽しめるのである。
 鉄道ファンならではの感覚であろう。

 この春先に栗生氏とアメリカを旅した時、「無誘導」という語を教わった。一般人はまず知らない言葉だそうだ。10番以上のクロスで起こりうるというお話であった。筆者の経験と一致した。 

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