2007年10月22日

2007年10月22日

続 Scratch Building

 先日、関西合運に出かけた際、何人かにこういう質問を受けた。

 「dda40xさん、たまには素晴らしいフル・スクラッチの作品を見せてくださいな。」
…………「あまり時間がなくて、気楽な工作の方に時間を振り向けているのですよ。」

 「どうしてスクラッチ工作を手がけないのですか。あなたの腕と知識を以ってすれば、いくらでも素晴らしいものが出来るでしょう。」…………「私なりのスクラッチ・ビルディングは、しているのですけどね。」

 どうやら、皆さんはフル・スクラッチ工作をする人をモデラと定義しているらしい。筆者は、完成品の大改造品しか持っていかないので、やや不審の念を抱かせているようだ。

 筆者は工作を目的として鉄道模型を楽しんでいるわけではない。レイアウトの上を、スケールスピードでスケールの長さの列車が、つまづかずに走り、慣性力ある動きをするのを見たいのだ。そのための工作なら労力を注ぎ込むのをいとわない。全体を作るほどの時間はない。

 筆者の欲しい車両は、すでにほとんど製品化されている。その製品の中では、十分な正確さを持っている部分が、多分、90%以上を占めている。不十分な部分は直すことが出来る。下回りや動力機構は100%不十分なので自社規格に取り替える。そうすれば、それは世界中どこにもないオリジナル作品となる。

 時間は節約でき、模型界に多少のお金が流れ、業界は活性化する。もっとも、日本の模型屋のショウ・ウィンドウに並んでいる高価な商品は一度も買ったことがない。アメリカのブローカカスタムビルダから、経済的に購入している。

 故植松宏嘉氏も同じようなことを仰っていた。「下手なスクラッチより、完成品」 
 この言葉の解釈にはいろいろな方法があるが、彼なりの、スクラッチ偏重主義への苦言であった。

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