2006年11月22日

2006年11月22日

等速でつなぐ

universal joints この二組のユニヴァーサル・ジョイントを御覧戴きたい。微妙な違いがある。位相が90度ずれている。どちらが正しいのであろうか。

 韓国に技術指導に行ったときに、AJIN社の製品は全て上のような配置になっていた。趙社長に「これでは駄目だ。」と言うと不思議そうな顔をした。「今までこれで出荷してきたけど誰も文句を言ってこなかった。」と不服そうである。

 仕方がないので、中庭に停まっていたトラックの床下を覗かせてみた。「あっ、逆になっている。」と驚いた。

 「どうしてだ」と聞くので。簡単な三角関数を使って角速度の変化を描いて見せた。中間軸が傾くと、中間軸の角速度が変化する様子を見せたのだ。

 二組のユニヴァーサル・ジョイントが、互いにその変化を打ち消すようにすれば、モータ軸と駆動軸が平行である限り、等速で結合される。自動車のような実用機械ではこれは大変重要なことである。模型であっても、角速度変化は騒音の発生源のひとつである。

 ディーゼル機関車の駆動装置では台車の回転によってモータ軸と駆動軸は平行にはならないが、微小な変化量では平行とみなせる。すなわち緩曲線での騒音が少なくなるはずである。

 日本の模型雑誌を見ていても、ユニヴァーサル・ジョイントの位相が間違った写真はよく見る。アメリカの雑誌ではあまり見ない。このあたりの違いはどこから来ているのであろうか。

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