2006年09月11日

2006年09月11日

step collet

6171601b.jpg これらがステップコレットのステップである。用途に応じて、ありとあらゆるステップが作ってある。

 筆者の持っている旋盤の教科書(日本語3冊)をもう一度おさらいした。やはり、コレットについてはさらりと説明してあるだけである。ひたすら四爪チャックで心を出すテクニック、ヤトイを作って心を出す方法、いろいろ書いてある。

 アメリカ人の工作の達人たちは必ずコレットをたくさん揃えている。このあたりの違いはどこから来ているのだろう。しかも生爪(ヤキの入っていない軟鋼の爪)を使う方法も日本の教科書には紹介されていない。私の持っている教科書が偏っているのだろうか。
  
 普通のコレットも生の材料で出来たものを売っている。中にはブラス製のコレットがある。耐久性は無いが、望みの径に内グリして使える。これを"Emergency Collet”という。非常用というのは言い過ぎのような気がするが、持っていれば便利ではある。

 Billは「チャックは高くても良い物を買え」と言っていた。銘柄を聞くと
"Bison”が良いと言う。私の旋盤に合うBisonを長年探して、ようやく見つかった。

 今まで三爪チャックはスピンドルにぴったり合う、いわゆる印籠組みになっていた。これではチャックの固有の誤差は絶対に除くことが出来ない。チャックのつかみ径が違えば、その径での固有の誤差が出てくる。多分0.1mm以下の誤差ではあるが許されるものではない。この誤差を克服するには、スピンドルの印籠部分を0.5mm程度細く削ってしまい、そこにチャックをつける。チャックの締めボルトをほんの少し緩めておいて、工作物(ワークという)の「振れ」がなくなるまで、チャックをプラスチックハンマーでコンコンと叩いて心を出す。要するに、チャックをスピンドル軸に対してわずかに平行移動させて偏心させるわけだ。これは近くの工場の経営者に教えてもらった。

 こう書けば面倒くさそうだが、意外に早くできるものである。練習すれば1分くらいで可能である。もちろん、調整が終われば、ネジを締め上げて、再度チェックしてワークを削る。

 明日はその叩く操作をネジで行うタイプのものの内部を紹介する。もちろんBison製である。これを、Adjustable Chuckという。商品名は"Set-Tru"である。最近の価格は信じられないほど高い。

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